\n\n暗証番号タイプの鍵は、キーを持ち歩く必要がないので手軽に感じられます。ですが、キーを必要としないからこその危険性もあります。自分で暗証番号を決めるタイプの場合は番号を知られたり当てられたりしないよう、適切な決め方が欠かせません。以下のポイントを押さえて、安全な暗証番号を設定しましょう。\n
暗証番号を決める際に使ってはいけない暗証番号
\n暗証番号を決める際に、連想されやすい番号を使用するのはNGです。鍵ごとに個別の番号を設定できるとはいえ、他人が連想しやすい暗証番号だと短時間で開けられてしまうかもしれません。特に以下の例は、避けるべきといわれていますので注意しましょう。\n
「1111」、「1234」などのゾロ目や連番
\nこうした並びは、初期設定に使われていることの多いタイプとなっています。暗証番号つきの鍵を買ったものの、番号設定が面倒なためそのまま使っている人も少なくありません。それだけに、犯罪者にもチェックされやすいです。自分で決めた番号であっても、ゾロ目や連番はおすすめできません。\n
自分の生年月日
\n人それぞれに割り当てられたIDのようなものであるため、防犯に適している印象をお持ちの方もいるかもしれません。ですが、役所手続きや書面契約など、何らかのきっかけで生年月日を知られたら、的確に当てられてしまうことも考えられます。自分の生年月日は覚えやすいため暗証番号として使用する人が多いですが、この決め方も避けるべきでしょう。\n
携帯電話の番号の下四ケタ
\n暗証番号タイプはキーの持ち歩きが不要である一方、番号を忘れてしまうと開けられなくなってしまうことがあります。携帯番号の下四ケタはランダムな数字なうえに推測されにくいので有効に感じられるかもしれませんが、生年月日と同様に他人に知られる可能性が高い番号です。犯人に格好の狙い目とされてしまいますので、ランダムな数字ですが、あまり使用するべきではないでしょう。\n
「1000」、「2000」などのキリが良い数字
\n犯人の中には、順番に数字を試していき、地道に解錠しようとするタイプもいます。その場合、キリが良い数字は早い段階で試されてしまいやすいので、あまりおすすめできません。覚えやすいとはいえ、キリが良い数字も避けたほうがいいでしょう。\n
他の人にバレにくい暗証番号の作り方
\nここまでは、バレやすく危険な暗証番号の決め方をご紹介しましたが、逆に他人にバレにくい理想的な暗証番号はどのように作ればいいのでしょうか。以下のやり方を、ぜひ試してみてください。\n
好きな芸能人、著名人の誕生日
\n「自身の生年月日」は避けるべき決め方として挙げましたが、他人から見て自分と関連の薄い人物の誕生日なら安心感が増します。好きな芸能人や著名人といった、第三者です。相当あなたのことに詳しい犯人でなければ、いきつくことは難しいでしょう。さらには自分の好きな人であれば覚えやすさも伴うので、一石二鳥です。\n
自分の出生時間、産まれたときの体重
\n誕生日にも似た存在ですが、これらは役所手続きや契約で記述するようなことがないため、知られにくい情報です。自分がしっかりと覚えておく必要もでてきますが、忘れずにいられるのであれば使用してみても良いでしょう。\n
昔住んでいた住所の番地、郵便番号
\n現在の住所情報から暗証番号を作るのはとても危険ですが、過去の住所を元にした番号なら、他人にバレにくく効果的といえるでしょう。直近の住所なら、暗記している人も多いのではないでしょうか。おすすめの方法の一つです。\n
資格や大学の受験番号
\nこちらもまた、日常的に使う番号でないながら、記憶に深く残りやすい数字ではないでしょうか。全霊を込めて受けた大事な受験時の番号を、暗証番号に使用してみてはいかがでしょう。覚えやすく割り出されにくい、効果的な暗証番号になります。\n
暗証番号の保管方法
\nバレにくい番号であればあるほど、自分でも覚えにくくなってくるかもしれません。とはいえせっかくこだわって決めた暗証番号を忘れてしまったり、他の人に見られてしまったりしては意味がありません。多くの人がやってしまいがちな方法として、メモなどに書き留めておく手段がありますが、この場合メモの取扱いには十分注意が必要です。\n\nもし暗証番号を紙に書いておくのであれば、メモの暗証番号にそれぞれ1を足すと本物の暗証番号になる、ある数字を抜かなければ本物にならない番号を書いておくといった具合に、他人に見られても大丈夫なように工夫をしておきましょう。メモそのものが盗まれてしまった場合、大きな損害につながるかもしれませんので、面倒に感じられるかもしれませんが対策しておいて損はありません。\n\n \n\n上記を参考に、他人にバレにくい自分だけの暗証番号をつくりましょう。また、一度効果的な番号を設定したからといって、それを使い続けることはおすすめできません。セキュリティの観点から、数ヵ月に一回程度のペースで変更をおこなう、一つの暗証番号を色々なところで使いまわすのは避ける、といった工夫が大切です。